多様性が活きる職場環境の推進
―ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)活動―
重要な経営課題として、取り組みを計画的に実施
D&I推進は、日本企業にとって未だに課題が多い状況といえます。例えば女性活躍の推進は、世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」2023によると日本は146カ国中125位となりました。さらなる取り組みが必要との認識に立ち、NTTアーバンソリューションズグループは、D&I活動を計画的に推進しています。
女性活躍の推進
「女性新任管理者比率を2021年度から30%」、「女性管理者比率を2025年度までに15%」という意欲的なグループ目標を設定し、各社が計画的に行動しています。まず制度面では、近年関心が高い男性・女性それぞれの育児休職・介護休職制度を各社で整備、利用促進を図っています。育児休職制度利用者は増加傾向にあります。また性別にかかわらず活躍できる職場風土の醸成に向けて、全社員を対象とした研修や女性社員向けのキャリアアップセミナー、女性管理者との交流会などを開催するとともに、各社の推進部門による個別フォローをきめ細かく実施しています。

ダイバーシティ研修教材

NTT都市開発シンボルスポーツ社員
パラバドミントン選手(左から山崎選手、里見選手)
より多様な人材が活躍する取り組み
LGBTQ等性的マイノリティへの配慮は、業種を問わず取り組みが進む経営テーマであり、NTTアーバンソリューションズグループが提供する「街づくり」事業とも深く関わります。このような観点のもと、2022年度もLGBTQ等性的マイノリティの理解促進に向けたセミナーを開催するなど、理解を深めました。また障がい者活躍・理解促進については、各社が従前より継続的に取り組んできた課題であり、2022年度も事業特性に即し雇用拡大を図ると同時に、遠隔操作コンシェルジュロボットのような新たな雇用機会となる事業モデルの検討などを実施しました。加えてNTT都市開発およびNTTファシリティーズでは、シンボルスポーツ社員の雇用や、NTT都市開発はプロテニスプレイヤー山﨑純平選手へ協賛することで、スポーツに取り組む選手をサポートしています。これからも、より多様な人材が活躍する取り組みを計画的・意欲的に拡大していきます。

NTTファシリティーズシンボル社員
15人制ラグビー選手(左から名倉選手、鈴木選手)

プロテニスプレイヤー山﨑純平選手