安全衛生・災害対策・BCP
各社における緻密な構築を実施
NTTアーバンソリューションズ各社は、それぞれの事業特性に即し、着実な防災・BCP体制構築に取り組んでいます。
NTT都市開発・NTTアーバンバリューサポートの取り組み
NTT都市開発は、リスクマネジメント体制強化のため、災害、建築工事、管理運営上のリスクなど、事業リスクを統括する組織「安全統括部」を2019年7月に設置しました。その後、NTTアーバンソリューションズグループの創設を受け、街づくりの全国展開や大規模化・複雑化に伴い、事故・災害などの多様化するリスクへの対応を強化しています。
安全推進を確実に実践するには、現場の対応能力の継続的な強化が必須であり、建築技術者の技術力と、建築設備の機能・品質・お客さま満足度の向上を目的に、「全国開発設備担当者会議」を毎年開催し、全国の各組織における建築設備に関する新たな取り組みやお客さまニーズ、トラブル事例などの学びや意見交換の場を設け、組織を超えた安全・品質の確保・向上に努めています。
また、開発中のプロジェクトでは現場安全パトロールの実施や事故事例の共有などを通じて、開発に携わる協力会社とも連携して安全意識の向上に取り組んでいます。NTTアーバンバリューサポートでは、プロパティマネジメント受託物件の改修工事、テナント入退去工事等における事故撲滅や、各協力会社間の連携を深めることを目的に、「安全大会」を開催し、継続した安全意識の向上と安全活動の定着を図るよう協力を呼び掛ける取り組みを進めています。

全国開発設備担当者会議
NTTファシリティーズの取り組み
NTTファシリティーズ本社では、地震や台風といった自然災害などによる、事業活動への影響を最小限に抑えるため、あらかじめ手順や情報を文書化し、緊急時の対応について備えています。
従来は、2012年改訂の「災害対策マニュアル」および2014年改訂の「事業継続計画書及びインシデントマネジメント計画書」をもとに各種施策を講じてきましたが、2018年5月にこれら体系の見直しを実施し、近年の社会要請などを踏まえつつ「事業継続マニュアル」として統合改編しました。
また、事故撲滅に向けては、毎年5月にNTTファシリティーズグループ安全大会を開催しており、2021年度からは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン形式で開催しています。
安全の取り組み方針や同社および協力会社の安全取り組み施策の紹介など、実務者向けのプログラムとし、NTTファシリティーズグループ社員や協力会社の方々など、参加者全員で事故撲滅に向け安全意識の向上を図るとともに、同社が30年かけて培った安全の理念や文化を再確認しました。

安全大会の開会挨拶

安全取り組み施策の紹介模様