仙台の次世代を見据えた、街づくりへの参画
―「アーバンネット仙台中央ビル」を通じた、連携の加速―
仙台市「せんだい都心再構築プロジェクト」第1号に認定
宮城県仙台市が進めている「せんだい都心再構築プロジェクト※1」の認定を受け、NTTアーバンソリューションズは「アーバンネット仙台中央ビル」(宮城県仙台市)の建て替えを通じた街づくりを実施しています。仙台市がめざす「光イノベーション都市・仙台」の実現に向けて、本ビルの開発によって地域発展に向けた貢献を致します。
- 「 せんだい都心再構築プロジェクト」:震災復興の次なるステージをめざして、経済活動と交流の中心的舞台である仙台市都心部の再構築を目的に、杜の都・仙台の都市個性を活かしながら、賑わいと交流、そして継続的な経済活力を生み出し続ける躍動する都心をめざし、市民や事業者の方々などとの連携のもと、挑戦を重ねながら都心部の機能強化を進めていくプロジェクト
次世代の産業振興とイノベーションをめざす仕組みづくり
「アーバンネット仙台中央ビル」では、最先端の「NanoTerasu(読み:ナノテラス)」(次世代放射光施設)、東北大学をはじめとする「教育機関」、NTT東日本が提供する「スマートイノベーションラボ」、「アーバンネット仙台中央ビル」の各施設が連携し、つながることで、新たなビジネスの創出と地域課題の解決をめざしています。
低層部では共創・イノベーション創出の場として起業家や学生、一般企業などさまざまな人をつなぐ機能を提供し、スタートアップのマッチング支援を行います。例えば、コミュニティマネージャーが配置されたコワーキングスペースや会議室、さまざまな発信やイベント活動が可能なカンファレンスなどを配置しています。
また、同ビルは次世代放射光施設とネットワークで接続し、遠隔監視や操作、実験データの転送により次世代放射光利用会社の分析・研究が可能となり、低層部に集まる多種多様なユーザーとの共創によりイノベーションの創出をめざします。
地域の協働のハブとして始動
本取り組みの実現には地域コミュニティとの連携が不可欠であるとの考えのもと、2022年度よりNTT都市開発が中心となり、認知度向上、関係者とのネットワーク構築、会員づくりを目的とした、トークイベントやワークショップを学生や起業家などを対象に行い、次世代の起業家や起業を支援するサポートメンバーなどとのコミュニケーションを開始しています。また、2023年4月には地元団体とタイアップしたSNSフォトコンテストを実施し、街の回遊促進に向けた取り組みも行っています。さらに2023年7月には東北大学・宮城県・仙台市、NTTグループ各社と「SENDAI STARTUP CAMPUS」形成等に係る連携協定を結び、産学官が協働したスタートアップ支援の実現と、「SENDAI STARTUP CAMPUS」の形成を通じた広域的な拠点間のネットワークの強化をめざした検討を開始しました。地元経済団体とのより一層の連携も計画しており、研究開発拠点・ビジネス拠点の地域分散という日本経済の潮流も踏まえながら、仙台の次世代を見据えた街づくりへの参画を加速しています。
アーバンネット仙台中央ビル