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ニュースリリース

2021年02月08日

三者協力による都市型集住環境の再構築をめざした共同研究について

九州大学大学院芸術工学研究院
NTTアーバンソリューションズ株式会社
西部ガス株式会社

九州大学大学院芸術工学研究院

NTTアーバンソリューションズ株式会社

西部ガス株式会社

九州大学大学院芸術工学研究院(所在地:福岡県福岡市、研究院長 谷 正和)、NTTアーバンソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕)、西部ガス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 道永 幸典)は、三者協力のもと、都市型集住環境の再構築をめざし共同研究を開始したことをお知らせいたします。

取組みの背景

日本では昭和30年代以降、高度経済期に急成長する日本の住宅需要を満たすため、数多くの都市型集合住宅が作られました。中でも代表例として挙げられる住宅団地※(以下、団地という)は現在国内に5000近く存在しますが、その多くは建物の老朽化が進んでいることに加え、現代の生活スタイルやバリアフリーに対応していないものが多く、時代に即した住環境の再構築が求められています。

再構築にあたっては、一般的に「建替え」や「大規模修繕」といった方法がとられますが、それらの実施プロセスにおいては、住民の合意形成、法的規制解決、知識やノウハウを持った専門家の招集、資金確保などが必要となるため、実施に至らないまま建物の老朽化や空き家化が進行するケースもあり、社会的な問題となっています。

我々はこの問題の解決のため、各者が蓄積してきた知見・技術を活かし、産学一体となって取り組み、住民に寄り添った団地再生の実現をめざします。

研究分担内容・役割
1. 九州大学大学院芸術工学研究院
建築計画学(田上健一研究室)や都市計画学研究の知的財産を生かし、都市・建築に関わる計画・技術・社会・制度等に関して研究を行い、共同研究へ貢献します。
2. NTTアーバンソリューションズ株式会社
グループで培った豊富な都市開発に関わる実績を活かし、都市・建築に関わる技術・マーケティング等に関する知見をより蓄積し、共同研究へ貢献します。
3. 西部ガス株式会社
従来のタウンマネジメントの実績を活かし、都市的集住環境の再構築に関わる住民コミュニティの醸成、合意形成に向けた方策等において貢献します。
本研究においては以下の要件を満たすものを「住宅団地」という。
  • 同一敷地内に2棟以上の共同住宅が集団的、計画的に建設
  • 1棟の共同住宅が概ね50戸以上
  • 分譲マンションで構成(敷地が区分所有者で共有)
共同研究の体制について
共同研究の体制について

以上

【お問い合わせ先】

  • 九州大学芸術工学部事務部総務課企画・広報係TEL:092-553-4407
  • NTTアーバンソリューションズ株式会社 広報室TEL:03-6381-1150
  • 西部ガス株式会社 総務広報部 広報グループTEL:092-633-2237