幅広い世代の方々の「上質で心地よい暮らし」を創る 多様な不動産アセットを展開する住宅事業『ウエリス』 『ウエリス・ビレッジ構想』/『ウエリスアイビー』シリーズ
支える住まい
NTTアーバンソリューションズグループは、街に、社会に、さまざまな価値を提供することにより、地域社会の課題解決に取り組んでいます。本シリーズでは、その取り組みを具体的にご紹介。
今回は、住宅ブランド『ウエリス』をクローズアップしました。ブランドがめざす姿や、兵庫県の西宮北口駅で展開する『ウエリス・ビレッジ構想』、東京都世田谷区の『ウエリスアイビー世田谷仙川』といった具体的な不動産アセットについてお伝えします。
物件概要
プロジェクト名:ウエリス・ビレッジ構想
西宮北口駅の北東エリアで展開する都市開発プロジェクト。2012年に1棟目が竣工し、現在までに9物件391戸を供給。分譲マンションや1棟リノベーション分譲住宅、学生レジデンスなど多様な不動産アセットを展開し、あらゆる世代の暮らしを支え、街の継続的な成長を促している。
物件名:ウエリスアイビー世田谷仙川
東京都世田谷区にある豊かな緑に囲まれた学生レジデンス。快適なリモート学習環境、コミュニティの創出を促す環境を提供する。カフェラウンジやシェアキッチン、自習室なども完備し、「学生ファースト」を追求している。
所在地:東京都世田谷区給田一丁目3番10号
総戸数:163戸
規模:地上4階
竣工:2023年1月
建物所有者:NTT都市開発株式会社
運営会社:株式会社学生情報センター
ウェリス西宮北口 林田レジデンス(分譲済)・ウエリス西宮北口 シンフォーレ林田(分譲済)
ウエリスアイビー世田谷仙川
インタビュー
お話を伺った方 Chapter1・2
NTT都市開発株式会社 関西支店
開発部長 住宅事業部長
藤原 健一
住宅事業部 プロジェクト推進担当 統括課長
中村 剛
お話を伺った方 Chapter3
株式会社学生情報センター
PM事業東日本本部 東京第一支社
首都圏リーシングセンター 新宿南エリア エリアマネージャー
大野 大輔(左中央)
営業開発本部 キャンパスヴィレッジ開発室 兼 東日本営業開発部
布川 裕之(左端)
NTT都市開発株式会社
住宅事業本部 事業推進部 開発担当 統括マネージャー
山本 徳郎(右端)
住宅事業本部 事業推進部 開発担当/商品企画担当
東出 美紀(右中央)
Chapter1:進化する住宅ブランド『ウエリス』
流行に流されず、上質かつ普遍的な価値を提供し続ける
『ウエリス』について、ご紹介ください。
2000年9月に誕生した、NTT都市開発が展開する住宅事業の住まいブランドです。ブランドスローガンは『今も、未来も、心地いい』。流行やトレンドに流されず、上質かつ普遍的な価値を提供し続けています。また、NTTグループが培ってきたICTの知見を活かし、個性の光るコミュニティや文化を継承、創造することに注力しているのも特徴。安心安全、かつ魅力あふれる住まいづくりを進めています。
ブランド誕生から15年を経て、2015年にリニューアルをされたそうですね。
多様化するお客様の価値観やライフスタイルに、よりきめ細やかにお応えできるブランドとなることをめざして、ブランドコンセプトを再構築しました。ブランドロゴもより親しみを感じていただける『Wellith(ウエリス)』にリニューアルするとともに、ブランドスローガンなども新たに定めました。お客様から選んでいただけるブランドをめざし、「今」と「未来」を心地よくつなぐ「Wellith(ウエリス)」の住まいを提供していきたいと思います。
『ウエリス』にはどのような不動産アセット(種類)があるのですか。
分譲マンション、分譲戸建、リノベーション分譲住宅、サービス付き高齢者住宅、賃貸レジデンス、学生レジデンスと、さまざまな種類の不動産があります。私たちは、多様な世代の価値観と時代の変化に対応し、多彩な住まいのカタチを提供しています。たくさんのお客さまに、人生のどこかで『ウエリス』に触れていただけたらうれしいです。
Chapter2:ウエリス・ビレッジ構想
時間をかけた丁寧な街づくりが、
すべての世代の「ずっと住みたい」を叶える
『ウエリス・ビレッジ構想』とはどのようなプロジェクトですか?
西宮北口駅の北東エリアで展開する、都市開発プロジェクトです。2012年に竣工した『ウェリス西宮北口 高木レジデンス』を皮切りに、以降2、3年おきに小規模の新築分譲マンションなどを建設。現在までに9物件382戸の住まいを提供しています。
長い時間をかけて開発を進めているんですね。
行政の規制の関係で、複数のマンションを一気に建設することが難しかったこともあり、時間をかけた開発になりました。ただ、見方を変えれば、時間をかけて丁寧に開発を進められるという利点もあります。商業施設の誘致、住民の世代の多様化とそれによる継続的な発展を狙った学生レジデンスの導入、SDGsに対応した1棟リノベーション住宅の提案......これらの「エリアの価値を高める企画」を立案でき、結果的に大きなメリットになったと考えています。
「統一感のある美しい街並みを育む」ことを目指していると聞きました。
単に住宅を供給するだけではない、街づくりへのこだわりが感じられます。
供給するだけではない、街づくりへのこだわりが感じられます。『ウエリス・ビレッジ構想』には、広い視野で「上質な住宅地」をつくり、街の発展に寄与したいという想いが込められています。そのため、各物件は独自にデザインするのではなく、ある程度同じデザインやカラーコードにし、統一感のある街並みをつくりました。その結果、小規模マンションにはないスケール感が生まれ、周辺との調和も含めて高く評価されています。
『ウエリス・ビレッジ構想』のスタートから10年以上が経過していますが、
住宅設計において時代とともに変化した部分はありますか?
本プロジェクトが始まった当初は、4LDK、3LDKでも80㎡以上の物件などを求めるお客さまが目立ちました。しかし現在は、核家族化や少子化の影響などで、3LDKでも60~70㎡台といったコンパクトサイズ物件の需要が上昇。そうしたニーズも敏感にキャッチしながら開発を進めています。
また、この10年以上の間に住宅設備も進化させています。例えば、共働き世帯が増えたことを受け、宅配システムを大きく再考。2023年10月に完成した『ウエリスステージ門戸厄神』では、宅配企業と提携し、各戸に宅配ボックスを設けて部屋の前まで届けてもらえるようにしました。
街づくりという観点ではどのような工夫をされていますか?
住民の利便性を高めるため、スーパーマーケットを誘致しました。また、若い世代の方々に向けて、学生レジデンスを提供。これにより、街がさらに活気づくことを狙っています。彼らがファミリー世代になったとき、ぜひこの街に戻って来てほしい期待もありますね。
今後の展望について教えてください。
最新の『ウエリスステージ門戸厄神』は、1棟リノベーション分譲マンションです。良好な住宅ストックを有効に活用するリノベーション事業の重要性はますます高まっているので、引き続き積極的に取り組んでいきたいと思っています。
また、『ウエリス・ビレッジ』がすべてのお客さまの人生に末永く寄り添うためには、これからもさらに時間をかけて成熟させていく必要があるでしょう。そのためには、たとえばシニア向け住宅なども将来的に開発していけたらいいですね。お客さまのライフステージの変化により対応できるように進化し、エリア内での住み替えもご提案できるようにしていきたいです。ゆくゆくは、グループ会社で中古住宅の販売もお手伝いできたらいいですね。
また、西宮市の北東部に位置する甲東園駅では、新たなプロジェクトとして『ウエリス西宮甲東園』を進めており、177戸の住まいをご用意しています。『ウエリス・ビレッジ構想』の10年間で培われたノウハウと技術を活用し、多様化するニーズを満たすプロジェクトとなっているので、こちらもぜひご期待ください。
Chapter3:ウエリスアイビー世田谷仙川
快適なリモート学習や入居者同士の交流を促し、
学生ライフを支えるレジデンス
『ウエリスアイビー世田谷仙川』は、どのような物件ですか?
2021年にスタートした『ウエリスアイビー』シリーズは、『ウエリス』賃貸住宅事業のひとつの学生レジデンスです。学生さんの成長を支え、また若い世代が住む場所を用意することで、街の継続的な成長を促します。
そんな『ウエリスアイビー』シリーズ3棟目に当たるのが、『ウエリスアイビー世田谷仙川』。約9haにもおよぶ第一生命のグラウンド跡地を活用して街づくりを進める『SETAGAYA Qs-GARDEN』内に誕生しました。
最大の魅力は、緑豊かな環境。可能な限り既存の樹木を活かし、また建物の位置や向きは、自然と向き合えるように意識して建設しています。さらに、目の前に広がる芝生広場と広々としたデッキテラス、開放的な食堂・カフェラウンジをシームレスにつなげました。
学生さんを自然とつなぎ、健やかな未来をつくる住まいの提供をめざし、さまざまな工夫を盛り込んでいます。
朝夕にぎわうおしゃれな食堂・カフェラウンジ
共用施設も多く設けられていますね。
1階にはスタディルーム(自習室)と食堂・カフェラウンジを設けたほか、各階にシェアキッチンを設置しています。中でも特に好評なのは食堂・カフェラウンジですね。こだわりは、広場や道路に面する壁を全面ガラス張りにしたこと。森の木々や広場で遊ぶ園児たちを近くに感じられる設計にしました。外からも学生さんのにぎわいを感じられるでしょうから、双方にとって地域のつながりを実感してもらえると考えています。
ネット環境を完備した落ち着いた空間のスタディルーム
各階に備え付けられたシェアキッチン
仲間と一緒にご飯を食べたくなるほっとする雰囲気
近隣に住む方が行き交い、緑と人に囲まれた暖かな環境
外からも中からもにぎやかさがわかる全面窓
帰ってくる学生をほっとさせるあかりとしての役目も
食堂・カフェラウンジはどのように使われていますか?
設計段階からのこだわりを語る山本さん
朝晩の食事(選択制)を提供しています。また、パソコン作業をしたり他の入居者と交流したりと、食事以外でも多くの学生さんに利用されています。
食堂・カフェラウンジのデザインは、多様なシーンで使っていただけるように、設計段階から細かく配慮しました。落ち着いた雰囲気を醸し出す木目調フロアに、シンプルでありながらおしゃれなインテリアを採用。テーブルは学生さん同士で交流がしやすい対面タイプを増やし、カウンタータイプにはパソコンの使用を想定してコンセントを設置しています。
NTTグループならではのサービスはありますか?
NTT東日本が提供する『フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ』の光回線を、各居室まで敷設しています。オンラインでの講義やコミュニティづくりにもストレスなく対応できます。
また、共用施設である食堂・カフェラウンジ、シェアキッチン、スタディルームにも、無料で利用できる『ギガらくWi-Fi』を提供しています。
健康を支えるという観点では、24h365日のメディカルサービスが
整備されていますね。
体調不良でお困りの際は、年中無休で電話でのご相談を受けつけています。対応するのは看護師資格などをもつスタッフで、深夜でも診てくれる病院の情報提供や、症状に対する応急処置のアドバイスなどを行います。
親御さんが気になるセキュリティ面はいかがでしょう?
メインエントランス、フロアエントランス、各居室のそれぞれにロックがかかっており、3重のセキュリティ対策を施しています。共用施設には防犯カメラも設置しています。
最後に、『ウエリスアイビー』の運営にかける想いをお聞かせください。
本事業は、若い世代の「自立に向けての第一歩」を支えるという重要な役割を担っていると考えています。NTTグループのICTを活用した快適なリモート学習環境づくり、入居者同士で有益な交流ができる空間づくり。そうした一つひとつの取り組みが学生さんの大切な将来をサポートしていることを忘れずに、これからもよりよい住まいづくりに尽力してまいります。
セキュリティなど高い水準のサービスを学生寮として提供する
株式会社学生情報センター大野さん(右)と布川さん(左)
ウエリスアイビーの名付け親でもある東出さん
今回は触れられなかったがブランド名の由来も語った
NEW REPORT
提供価値の取り組み 最新情報