BCP対応をする(防災・減災)
長い間、 日本の情報通信社会を支えてきた実績と技術力を集積。
地震や停電、 水害等不測の事態に対しても動き続けるファシリティを構築・運用し、 企業の安心・安全を支えます。
建物診断サービス (劣化診断・性能評価)
建物の劣化診断、性能評価、中長期整備計画、中長期建物投資計画を総合的に行い、効率的な建物診断サービスを提供します。維持管理コストを低減し、建物の長寿命化や信頼性を確保します。
振動台による耐震性能評価サービス
建物内設備の設置環境や建物・機器の振動特性等の豊富なデータベースやノウハウを基に、世界最高レベルの振動台で空調・電力設備、ICT装置等の耐震性能を評価します。
特徴
あらゆる地震動を再現できる高性能の振動台
長周期から短周期までの、幅広い周期帯における振動を再現可能です
日本初の耐震試験規格に基づいた評価
地震時の物理機能障害の程度に応じた「判定条件」を満たす地震動の大きさを「耐震強度ランク」として格付け・評価しています。
建物安全度判定サポートサービス<揺れモニ®>
建物各階に加速度センサーを設置して地震時の揺れを計測し、建物の構造体の安全度を速やかに3段階で評価します。地震被災直後における建物利用者の避難対応や建物の継続使用の迅速な判断およびその後の効率的な復旧対応に活用できます。
導入効果
地震直後に建物の安全性を速やかに確認可能
地震被災直後に安全度情報を提供することにより、建物利用者の不安を解消するとともに、二次災害の発生を抑制
地震後の調査・復旧工事を適切かつ効率的に実施
フロアごとに判定情報が提供されるため、被災箇所の絞り込みが可能
建物ライフサイクルを通じて地震による損害を適切評価
地震による建物の損傷程度を定量的に把握でき、建物の継続使用・建替の判断に活用可能
陸前高田市庁舎
東日本大震災の津波によって壊滅的な被害を受けた陸前高田市において、新たな街づくりを進める拠点として新築された庁舎です。「災害に強い庁舎」をコンセプトに免震構造を採用し、市の掲げる「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を推進する拠点施設としています。各所に気仙大工の伝統技術の意匠を伝承したデザインを取り入れることで、利用者が親しみやすい庁舎としました。
所沢市民文化センター
1993年開業の所沢市民文化センターMUSE(ミューズ)に、大・中・小ホールの特定天井の耐震改修と、LCC*1と環境負荷を低減させるための設備更新を行い、2019年に大規模改修を実施。音響性能や既存の意匠を変えず、構造モデルを用いた改修BIM*2の活用や、天井構造モデルの実大耐震実験により、耐震性能の向上と高い環境性能を実現しました。
- LCC(Life Cycle Cost):建物のライフサイクル(企画・設計、施工、維持管理、廃棄まで発生する生涯費用のこと
- BIM(Building Information Modeling):3次元モデルを作成し、設計から施工、維持管理に至るまでの建築ライフサイクル全体で蓄積された情報を活用するワークフローのこと